新年あけましておめでとうございます。
組合員並びに当JAをご利用の皆様方には、ご健勝にて輝かしい平成30年の新年を迎えられたものと心よりお慶び申し上げます。
平素より当JAに対しましてご協力とお引き立てを賜りまして心より厚くお礼申し上げます。
昨年の当地区の農業におきましては、6月の低温、日照不足、7月の高温など不順な天候もあり、さくらんぼやプルーンなど一部では収穫量が減少し、昨年の販売額に及ばなかった作物もありましたが、ミニトマトなど施設野菜についてはまずまずの成果で推移した年となりました。しかしながら、昨年の道内では4月に低気圧による強風、9月には台風18号により農業施設の損壊や水稲の倒伏など被害を受けた地区もありましたが、当地区は幸いにしてほとんど被害もなく、総じて良い出来秋を迎えることができました。
また、余市町は「マッサン」終了後も多くの観光客で賑わい、ワインツーリズムをはじめ、ワイナリー新規参入も増えワイン産地化の動きも活発になっております。
一方、国際貿易交渉の状況は、TPP11、日EU・EPA、米国との貿易交渉など、その進展状況、農業経営への影響など先行きが読めない中、将来不安や担い手の生産意欲の減退が懸念されるところですが、これからも私たちJAは意識改革を進め、組合員、利用者の皆様の負託に応えるべく努力して参ります。
当地区の農業は、恵まれた気候風土のもと、バラエティ豊かな果実や野菜が生産される北海道の中でも特徴ある産地であります。今後も安全・安心な「食」を皆様にお届けして参りますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
本年が皆様にとりまして、ご健康でご多幸、更に飛躍の年となります様、お祈り申し上げ、新年にあたってのご挨拶と致します。
平成30年 年頭
余市町農業協同組合 代表理事組合長 新藤 修