ぶどう

秋の味覚で知られる余市のぶどうは、数種類に及ぶ品種が栽培されています。
余市の気候風土が果樹栽培に適しているため、生食用としてのみならず、ワイン用に適する醸造用専用ぶどうも栽培し、余市の果樹の中では、ぶどうが一番の生産量となっています。
デラウェア
ぶどうの代表的品種。一般的には、「茶ブドウ」とも呼ばれ親しまれています。果房は150g~200gくらいでぶどうの中では小さい品種です。糖度の多さが抜群なのがこのぶどうの最大の特徴です。
バッファロー
ニューヨークで育成されたバッファローは、ぶどうの中でも最も人気の高い品種です。中粒で紫黒色の果房のバッファローは、極早生で糖度も高く、北海道特産のぶどうです。
ポートランド
「チャンピオン」と「テルー」との交配・育成によりニューヨークで生まれた品種です。白黄色で果房は300gとやや小さめですが、酸味が少なくて糖度が高く、香りの良い白系ぶどうの代表的な品種です。
旅路
果皮が鮮やか紅色で、縦に白いストライプが入っているのが特徴です。粒は中位で甘く、種がありません。見た目も美しく食味が良いため、全国から注目されている品種です。
キャンベル・アーリー
寒暖両地でできる日本ではおなじみの品種です。果房は黒色で、果粒は円形で大きいのが特徴です。酸味も適度で特有の香りをもっています。
ナイヤガラ
果実は円筒型または円錐型です。熟すると淡黄色になり、白色に覆われている皮も少々厚く、貯蔵性に優れ、特有の風味があるぶどうです。
シャインマスカット
種が無く、皮のまま食べられる大粒種のぶどうです。マスカット香があり食味がとても良く、全国的に年々生産量が増えている品種です。
Check Point
おいしさポイント
・粒がそろっている
・軸が太くしっかりしている
・皮の色が濃い
・表面に白い果粉がある
おいしく食べる
ぶどうは日持ちしないので、なるべく早く食べましょう。食べきれない場合は新聞紙でくるむかビニール袋にいれて野菜室で保存する。果皮についた白い粉(ブルーム)は鮮度を保つ役割を持つため、食べる直前まで洗い流さないようにしましょう。
旬MAP

生産者のご紹介
概要
生産者数 124名
表示品目 ぶどう
生産集団名
(代表者名)
余市町ぶどう生産出荷組合(露地)
組合長: 水尻  洋
生産者のご紹介
概要
生産者数 13名
表示品目 ぶどう
生産集団名
(代表者名)
(連絡先)
余市町ぶどう生産出荷組合ハウス班
代 表: 山田 晃弘
電 話: 0135-23-3121
住 所: 余市町黒川町5-22(JAよいち内)
登録番号 第176 50-11号
主な品種 バッファロー、デラウェア、ポートランド、旅路、キャンベルアーリー、ナイヤガラ、大粒系品種、その他
クリーン農業技術
基本管理 ○棚面の明るさを保ち、受光体制・風通しのよい園地とする。
○適正着果量を厳守し、房作りの励行で、高品質果実の安定生産に努める。
○ハウス施設栽培の利点を生かし、早期被覆、早期出荷を目指す。
施肥基準
及び土壌管理
○除草剤は原則として使用しないが、使用する場合はハウス施設の支柱及び主幹の周りに限り「ラウンドアップマックスロード」または「バスタ液剤」を使用する。但し、合計成分カウント数が超えないように注意する。
○堆肥・有機質肥料を主体とし、土づくりに努める.。
○土壌改良資材等の品質向上資材は、積極的に使用する。
○施肥は、有機質主体(有機含料50%程度以上)の肥料の使用を基本とする。総窒素施用量11kg/10a(科学肥料の窒素施用量は上限9kg/10a)以内とする。施肥は1tで窒素成分1kgとみなす。
防除基準 ○化学合成農薬(殺虫剤・殺菌剤・植物調整剤・除草剤)の延べ使用回数は成分カウント数で14以内とする。
○殺虫剤、殺菌剤は上記基準をもとに成分カウント数の合計が11以内とする。
○植物調整剤はジベレリン顆粒水和剤2回、2カウント、ビーエー液剤又はフルメット液剤(どちらか1剤)1カウント アグレプト液剤 0カウントの中から選択し、成分カウント数の合計が3回以内とする。
○薬剤使用にあたっては病害虫の発生状況に応じて散布時期・散布薬剤を適宜調整する。また、果面の汚れが生じやすくなる場合があるので注意する。
○収穫1ヶ月前から農薬の使用を控える。