種無しぶどうの秘密!!
5月18日、ジベ処理講習会が行われました。
今回はハウスでデラウェアー・バッファロー・旅路を作られている生産者が集まり、今の生育状況やこれからの栽培管理についてなど、普及センター支所長の佐々木さんのお話に真剣に耳を傾けておりました。
普通、果物には種がありますよね!
りんごも梨もさくらんぼもぶどうも。なぜ、種のないぶどうがあるか知っていますか?
そういう品種だから!!違います。
ジベ処理という作業を行っているからです。
ジベ処理とはジベレリンというホルモン剤をぶどうの房に着けてあげることにより、そのぶどうから種がなくなってしまうという不思議な作業の事です。
でも、ぶどうにそんなもの着けて体に害はないのかな?と不安になる人もいるかもしれませんが、安心して下さい。もともと、ぶどうの種からジベレリンがつくられ、枝を伸ばしたり、果実を大きくしたりするホルモンなので食べても何にも問題はありません。
ジベ処理で種をなくしてしまったのなら、もともと種から作り出されるはずのジベレリンが作られなくなってしまい、ぶどうの成長が止まってしまうのでは??
1回目のジベ処理で種をなくし、2回目のジベ処理でぶどうを大きくしてあげます。
ジベレリンをカップにいれて、ぶどうを一房一房浸していくのだから、大変な作業になりますよね。
生産者の苦労と美味しい物を食べて頂きたいという思いで、種無しぶどうができています。
食べる時にその事を考えて食べると、また一味違った美味しさが味わえるのではないでしょうか?
ネットショップでも生産者の心のこもった種無しぶどうを今年も販売する予定ですので、機会がありましたらお買い求めください。
JAよいちネットショップ → http://www.food-palette.com/ja-yoichi/