全道さくらんぼ剪定講習会!!
先日、全道さくらんぼ剪定講習会が開催されました。昨年に引き続き、当地区の笹山さんの園地で行われ、ここ数年講師として来てくださっている、山形県の軽部先生が今年も来てくださいました。
午前中は冷え込みの厳しい中、笹山さんの園地の1本の成木の剪定が行われ、全道各地から約150名程の生産者が集まり軽部先生のお話に真剣に耳を傾けておりました。
説明をしながらとっても手際よくノコギリを使って、またハサミをつかってパチパチと剪定を行っておりました。素人の私にはどのような考えで剪定しているのかわからず、どんどんと枝が切られていく姿を見て、太めの所を切ったときにはせっかく太くなってきたのに勿体ない。など素人的考えで見ておりましたが、軽部先生のお話によると、上部を抑えて下部の枝を強くし拡大することによって下枝まで養分が行き渡るので果実の品質が揃う様になるとの事でした。
しかも、上部を抑えているので下部の枝にもしっかりと日が当たり着色も良くなるし、高所作業も少なくなるので作業効率が良くなるという利点もあるという事です。
長年、研究し磨いてきた技術を惜しげもなく披露して頂きとっても勉強になったのではないでしょうか?
お昼からは、場所を余市農協に移し、主催者であります果樹協会の会長の挨拶で始まり、午前中に剪定の講習をして頂いた軽部先生に今の山形の状況やこれからの栽培管理、余市町でも栽培が増えてきている『紅秀峰』の栽培方法など詳しくお話して頂きました。
特にこの『紅秀峰』というさくらんぼは花数が多く沢山実がなる豊産性ですので着果過多により樹勢衰弱が問題になりやすく、いかに樹勢を維持し着果負担に耐えられる樹を作るのかが最大のポイントになるというお話をして頂きました。
次に、今回はさくらんぼの講習会ということでしたが、りんごも作っているという人も多くいるということで各関係機関の方たちに限られた時間ではありましたがスクリーンを使って試験研究の成果、りんごの剪定の基礎のお話をして頂きました。
午前・午後と長時間に渡り講習をして頂いた軽部先生大変お疲れ様でした。
本当にありがとうございます。
全道各地より参加して頂きました、生産者のみなさん。
各関係機関のみなさん。
大変お疲れ様でした。