新年あけましておめでとうございます。
平成28年の新春を、皆様にはご健勝で迎えられたものと心よりお喜び申し上げます。
平素より当JAをお引き立て賜りまして心より厚くお礼申し上げます。
昨年の当地区の農業におきましては、10月に入ってからの低気圧と台風による二度の強風の影響で、りんごやぶどう、ハウス施設などに被害があったことは残念ではありますが、さくらんぼやプルーン・野菜等、総じて余市の農業はまずまずの収穫となり、改めて自然の恵みの大切さを感じた年となりました。
また、余市町は、「マッサン」終了後も引き続き数多くの方に訪れて頂いており、さらには高品質な醸造用ぶどうから生まれるワイン産地化など、近年にない活気を感じた一年でもありました。
しかしながら、我が国の農業・JA全体を見ますと、農協改革法案の成立及びTPP交渉の大筋合意という非常に重大な情勢変化がありました。グローバリゼーションの波が押し寄せる中にある今こそ、相互扶助を核とした協同組合理念の意義や役割の大切さを改めて感じるときです。こうした中、昨年11月に第28回JA北海道大会が開催され、「北海道550万人と共に創る力強い農業と豊かな魅力ある農村」をメインテーマとして、基本目標の達成に向けて取り組むとともに、農業・JAの意義を発信し、食と農を通じて北海道550万人と「つながり」を実現し、信頼されるJAグループを目指すことを確認したところです。 農業経営も多様化が進む中で、私たちJAも意識改革を進め、組合員、利用者の皆様の負託に応えるべく努力して参ります。
当地区の農業は、恵まれた気候風土のもと、バラエティ豊かな果実や野菜が生産され、ご好評の「りんごのほっぺ」も今年度は継続的に安定供給できそうです。
今後も安全・安心な「食」を皆様にお届けして参りますのでご理解とご協力をお願い申し上げます。
本年が皆様にとりまして、ご健康でご多幸の年となりますようお祈り申し上げ、新年にあたってのご挨拶と致します。
平成28年 年頭
余市町農業協同組合 代表理事組合長 新藤 修