新年あけましておめでとうございます。
本年も昨年同様、お引き立てを頂きます様よろしくお願い致します。
昨年は春先の低温の影響で、サクランボの花もりんごの花も、2週間近くも開花が遅れ、生育が心配されましたが、その後の天候の回復で、多少遅れたものの果実、野菜ともに順調に収穫を終えられました。
支えて頂いた消費者の皆様、肥培管理に苦労された組合員皆様に改めて感謝とお礼を申し上げます。
しかし、一方では伊豆大島や海外ではフィリピンなどで、大きな自然災害により多くの尊い人命が失われ、未だその傷跡が残されたままになっています。
心から亡くなられた方々のご冥福と、被災された皆様の一日も早い復興をお祈り致します。
さて、輝かしい新年を迎えつつも、今一つ心が晴々としないのは、私共農業関係者だけでしょうか?
色々と法案が、中身がよく分からないうちに、それが将来どんな危険を及ぶのかも吟味されずに、次々と決まって行きました。
TPPの問題も、最初の約束とは異なる行き先を探して、迷走しています。
また昨年は、消費者を裏切る、食品の偽装表示が日本の一流ホテルやレストランで発覚し、次から次へと、後出しジャンケンの様に、皆で横断歩道を渡って行きました。
そして、私達の足とも言えるJR北海道の人命や安全を軽視した数々の不祥事などが露見しました。
それぞれ、問題の根っこは深いものがあるでしょうが、失った信頼をどう回復していくのでしょうか。
何かと暗い話題が多い一年でしたが、私共生産に携わる者は、安全安心な食料を生産する為に、消費者の皆様と正直に向き合い、努力を重ねて参ります。
今年一年、皆様のご健康とご多幸、更に飛躍の年となります様、お祈り申し上げます。
平成26年 年頭
余市町農業協同組合 代表理事組合長 新藤 修