さくらんぼ剪定講習会 開催
本日は、先日行われたさくらんぼの剪定講習会の様子をお伝えします。
さくらんぼの剪定やプルーンの剪定等で検索された方が、JAよいちのHPを見に来る方が最近増えております。
昨年に続き、今年も剪定の講習会に参加してきましたが、やはり奥が深いというか、素人の私には難しすぎて、せっかく検索されHPを見に来られた方には詳しい剪定の方法をお伝えすることが出来ないのが残念です。
2月5日は余市町さくらんぼ生産出荷組合、単独の剪定講習会、2月6日は全道桜桃剪定講習会と言う事で、全道各地から関係機関や生産者が集まり、山形県から来て頂いた、軽部賢一先生に講師をして頂きました。
人によっては剪定方法も違うとは思いますが、軽部先生の目指す剪定は日当たりを良く、全体に光があたるよう、また樹を早く落ち着かせ小さい横枝を主体に構成していくことで着色が均一に揃うように樹を整えていくという事でした。
←剪定前
←剪定後
ここ最近は、温暖化の影響もあるせいか、山形県では昼夜の温度差が少なく、なかなか着色がしない。と言う事が問題点としてあるようです。
素人の私だと、沢山枝があれば、たくさん実がなっていいのでは、なんて事を考えてしまいますが、たくさん実があれば、当然養分も分散されるため、小さい玉になってしまったり、着色あがりが悪くなる、薬剤の散布が行き届かないなど、障害もでてくるようです。
余市町でもここ2年間、灰星病や結実不良などでかなりの減収となっており、心が折れそうな生産者がいる!なんて言葉も聞こえてくるくらい、過去に例をみないほどの状況が2年続けて起きてしまいました。
しかし、軽部先生からは「ピンチの後にチャンスあり」という言葉を頂きました。
野球の話になりますが、ピンチを乗り切った後には不思議と次の回には本当にチャンスが来るんです。不思議と・・・なぜだか。
きっと、ピンチを乗り切った後というのは気持ちも上向きになりモチベーションがあがって、それが目に見えない何かの力に変わるんですよ。
話を戻しますが、今回の講習会は笑いもあり、参考になるお話がたくさん聞けましたので、生産者の気持ちも、今年こそは!!と言う気持ちにさせて頂けた講習会だったのではないでしょうか。
軽部先生には2日間にわたり、剪定方法や病気への対策、結実確保には!!など本当に貴重な時間を作って頂きありがとうございました。
また、講習会では中央農試の稲川先生、普及センターの黒川先生にも病気の対策や過去の生育経過などのお話も頂き、本当に有意義な講習会になりました。
軽部先生を始め、関係機関の先生方、寒い中本当にありがとうございました。
各地より来られた生産者の皆様、大変お疲れ様でした。
今年は、ピンチの後の『チャンス』の年です。絶対!!
良いさくらんぼ実ってくれるはずです。
今年も1年頑張りましょう。