フェロモントラップの設置
みなさん、フェロモントラップって知っていますか??
簡単に説明すると、虫がくっつく粘着版です。
今まではりんご組合のイエスクリーン栽培に取り組んでいる生産者が虫の予察をするために使っていました。
今年からはプルーン組合も試験的に各地域に設置して虫の発生状況を確認していこうということで6月に入ってから設置しております。
先ほどから虫の予察といっておりますが、虫なら何でもというわけではありません。
粘着板に特定の虫が寄ってくるフェロモンを一緒に置いときます。
するとそのフェロモンに誘われて虫がくっつくという訳です。
今回はプルーンに寄ってくる虫(スモモヒメシンクイ)のフェロモンを粘着板に置いてあります。わかりますか??黒い丸いやつにフェロモンがついてます。
ちなみに、りんごに設置するフェロモンはモモシンクイガとコカクモンハマキのフェロモンを付けておきます。
虫のつき具合によって、早めに防除も出来ますので、少しでも被害がなくなるようにと色々と試しているところです。
年々気候も変わってきておりますので、今まで出てこなかった虫、病気なども増えてきていますので、生産も難しくなってきてはいますが、日々勉強し、努力をしている生産集団が余市町にはいますので、食べるときに、ちょこっとそのことを思い出して頂ければ、なお一層美味しく食べれるのではないでしょうか??